つかさや旅館の若旦那、庄司丈彦さんらにご案内頂き、本日の朝は湯田川温泉へ。
湯田川温泉は、泉質は勿論、この、こじんまり感、懐かし感、奥ゆかしさが魅力ではないかと思います。
バス停を1つのギャラリーに。 日曜日の午前だけ、その1日だけの企画です。
ギャラリーの中では、庄司さんらが解説されていました。
その土地のものを、その土地の皆が交錯する場所、ほぼ、そのままで。
今回のテーマは「焼きかぶ」です。 畠+火=畑? なんて文字の意味、考えた事ありますか?
かぶ=78%温海の赤カブ漬け、という私の勝手なイメージは取り払われ、見直す良い機会になりました。
在来種のかぶが多い事も、改めて学ぶ機会になりました。 まさに「朝ミュージアム」という冠ある内容です。
近くの会館で、限定の朝カフェメニューを食べる事が出来るとの事。
今回頂いた、「焼きかぶごはんセット」です。
忘れていた味。 かぶは、これでいいのだ。 これが本来の「かぶ」らしさ。 口の中に、清々しい苦み、土の香りが広がります。素晴らしい! 何年ぶりでしょうか。 昔、澄んだ「だし汁」で炊いただけの「かぶ」を食べた時の感動が蘇りました。
さて、今回のこの素晴らしい企画は、誰かが考えて指示して、そこに時間と労力と予算があって、出来たものでは無いでしょう。 誰一人、「やらされ感」が見えませんでした。 それが良かったです。
「予算あるから、何かやらなきゃ。」とか「誰か暇な人が何かやれよ。」「いつも通り、やる事になってるからやろう。」なんて言う人たちの集まりでは、無理な企画です。 忙しくても、やるんです。時間が無くても作るんです。お金がなくても、その分、工夫します。無理な理由や出来ない理由なんて、超簡単に、10個くらい、すぐ出てきます。 遣り甲斐や可能性、それを面白そう!と考える動機などが無ければ「ここまで」は出来ません。 たまに企画の内容自体より、そういう雰囲気に人が集まることもあります。
とまぁ、色々ありますが、今日も充実した一日でした。